茨城県小美玉市にある手接神社は、
河童に由来する神社で、手の病にご利益のある神社として知られています。
手接神社の御朱印がほしいが、社務所に宮司さんが見当たらないことがほとんど。
どうしたらもらえるのか疑問を抱いた方も多いはず。
調べてみると、御朱印がいただける日が限られていたことがわかりました。
まとめていきます。
手接神社の御朱印を購入できる日
茨城県小美玉市にある手接神社の御朱印です。
参拝すると、宮司さんの気配もなく、無人の神社のようで、
御朱印について、尋ねることができませんでしたが、
下記のような案内を見つけました。
毎月第2・第4日曜日
時間:午前9時から午後3時
御朱印料:500円
御朱印帳:1,500円
御朱印を購入できるのは、第2・4日曜日と限定されていました。
御朱印を購入したい方は、参拝する日を検討してはいかがでしょうか。
手接神社の神様は
手接神社の御祭神は,罔象女命(ミツハノメ),大巳貴命(オオアナムチノミコト),少彦名命(スクナビコナノカミ)です。
罔象女命(ミツハノメ)は、イザナミが産んだ水の神様。
大巳貴命(オオアナムチノミコト)は、
神話の中でも「因幡の白うさぎ」はよく知られており、赤裸にされたうさぎを助けられた心のやさしい神さまです。
少彦名命(スクナビコナノカミ)は、
光り輝きながら渡って来た小人神です。
一寸法師などの「小さ子(ちいさこ)」のルーツとされています。
持ち前の知識力で様々な困難を見事に克服していく姿に人気があります。
神徳は医薬・酒・温泉などに関わることから、万民の病難を救う霊力が中心です。
手接神社に伝わる河童伝説
茨城県小美玉市にある『手接神社』は、『河童の恩返し』という民話があります。
手の病にご利益があることに繋がる神話です。
河童の恩返しの要約【茨城の民話WEBアーカイブを参照】
ある日、お殿様が愛馬とお散歩していると、愛馬が動きません。
よく見ると、河童が馬の尻尾を掴んで離さないのです。
お殿様は河童の腕を刀で切り裂いて、河童の腕を持ち帰りました。
すると、その晩、昼間の河童が現れ、腕を返してほしいと懇願したのでした。
「年老いた母のことです。このままでは泳ぐことも魚をとることもできません。
どうか手をお返しいただけないでしょうか。
もし、お返しいただけるなら毎日魚を届けにきます。そして、先祖から伝わる秘伝の薬の作り方をお教えします。」
お殿様は、河童の母親を想う気持ちに感銘を受け、
「もういたずらはしないように。」と、腕を返してあげました。
すると、翌日から魚が届くようになりました。
それから数年経ったある日。いつも届けられるはずの魚がありませんでした。
上流の与沢(茨城県行方市)で腕の傷跡のある年老いた河童のしかばねがみつかりました。
恩を忘れなかった河童に感動したお殿様は祠を建ててその霊をまつりました。
河童が教えた先祖から伝わる秘伝の薬が、
「きりすね」というもめんの糸をよった物です。
これを痛い手に巻いておくと、この糸が切れる頃には治ると言われています。
手接神社に伝わる「きりすね」
痛いところに巻いて使用し、糸が切れるころには治ると言い伝えられているそうな pic.twitter.com/nmHN7KYcoS— 95式石井 (@EmpireofRintyu) May 12, 2021
手の痛い人が頂いて帰るそうです。
本殿に置いてあるということですが、値段が書いていないようです。
(手接神社)「きりすね」というものが、ここ独特の縁起物らしい。買ってきたけど、使う機会はいつ来るやら。あと、代金は賽銭箱へ、はわかるけど値段は書いてほしい。結構迷った。 pic.twitter.com/w9bdjq4Vhi
— Sひろし (@1970er) February 8, 2020
河童との繋がりがある手接神社には、河童の像も置かれています。
とても立派な石像です。
手の病の際は、手接神社へ参拝するのはいかがでしょうか。
手接神社は、茨城空港の近くにあるので、アクセス方法をご紹介します。
手接神社へのアクセス方法
茨城空港からは徒歩でも行ける距離にありますが、30分以上かかります。
茨城空港から車でのアクセス方法を紹介します。
茨城空港前の交差点を左折します。
茨城空港前の交差点を左折すると,しばらく,しばらく道なりに車を走らせていきます。
しばらくです。信号もしばらくありません。
手接神社に到着するまで,1つだけ信号機を通り過ぎます。
その信号機を通り過ぎると,精米所が左側に見えてきます。この精米所を見落とさないよう気を付けてください。
精米所のすぐ後ろ、左折地点はコチラです。
矢印方面に進むと、左手の漬物工場が見えてきます。
工場の奥に手接神社があります。
綺麗な社務所の隣が駐車場になります。
茨城空港の周辺には、ユニークな神社が複数あるので、御朱印を集めながら参拝も面白いかもしれません。
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